どうして結婚式が幸せなのかを、よく考えます。きっとそれは「分かりやすいから」なんだと。幸せって、意識した瞬間そうなるもので、気付かないこともいっぱい。でも、準備して、噛み締めて、何ヶ月もかけて迎えるその日は、とても分かりやすく幸せ。そんな、言ってしまえば「潔さ」みたいな魅力が、結婚式にはあるんでしょうね。




同時に、結婚式が人生で一番幸せだとも到底思えなくて、つまりはそこに向かう間に「何に気づくか」だと思うんです。愛されて育ったなと気付いたのなら、その気付きはあなたを温めるし、こんなにいい友達に恵まれてサイコーやんって気付いたのなら、その気付きは彩りになります。そして、わたしが選んだあなたはやっぱり間違いないと気付いたなら、ふたりのこれからはとっても豊か。油断するとつい足りないところに目を向けそうになる日々もあって、つい誰かのせいにしちゃいそうな出来事だってあって、でも「既に持ってるもの」もたくさんあるのにね。どちらと向かい合って生きていくかは自由だけど、わたしは是非、後者と仲良くしていきたいです。「既に持っているもの」に気付いて、認めて、それらを抱えて心豊かに明日から進む。その(壮大な)きっかけになったらいいな。結婚式が。そして結婚式の夜、「ふたりなら、なんでも出来そうな気がする…」ってボソッと呟いていて欲しいなと、願っています。
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