披露宴は2.5時間。「あれもこれも」とその150分を埋めてしまうと、当日はパンクします。進行表はあくまでも机上の空論で、当日はたくさんのゲストの動きがある中で”その通り”にはいきません。だから少し余裕を持たせてタイムスケジュールを組みましょう。というのは、多くの人が知ってると思うんですが、わたしは【歓談タイムこそ最高の演出】だと思います。

結婚式の最大の魅力は”ドキュメンタリー”です。つまり作り込まれたシーン以上に、想像していなかった感情、表情、涙、笑いが生まれる瞬間です。もっと言えば、何年かして振り返ったとき「なんか、恥ずかし…」と感じるのは、作り込まれた感動とか、わざとらしい(じぶんらしくない)シーンだったりします。なんでも「らしさ」「自然」がいちばん美しい。そんなドキュメンタリーが生まれるのが【歓談タイム】です。友達にかけられた言葉に涙したり、お堅いと思っていた親戚のおじさんが見たことない笑顔で上機嫌でお酒を注いでくれたり、そんなちょっとしたビックリが散りばめられるのが、歓談タイムです。意味のある「無」なんですよね。

同時に、場面と場面の間の空気感をフラットにするにも効果的。侮れませんよ、歓談タイム。ポイントはタイミングと長さ!
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