2023.8.15

戦争のことを考えていました。今日はお休みだし、台風だし、冷蔵庫を見たら飲みかけのワインが少しだけあったので、これまた冷蔵庫にあったpucca(懐かしい!)を引っ張り出して、戦争のことを考えていました。

と言っても、わたしが知ってる戦争のことは僅かで、映画「永遠のゼロ」「ラーゲリより愛を込めて」を思い出してみたり、ちょうど1年前に行った原爆ドームや、去年12月に行った知覧での記憶を手繰り寄せて、そろそろまた知覧に行こうと決めることくらいです。

同じ時代を生きていても、血が繋がっているほどでも、同じ「幸せな家庭」を築こうとしていたとしても、「幸せの定義」がキレイに重なることなんて無くて、その「違い」を個性と呼んだり「自分勝手」と呼んだりしながら、総じて「相性」とか「価値観」という言葉で、ぼんやりと多様性を認めている時代。そんな個性すら許されず、何より「例えばこんな未来」が幸せの共通認識だった時代は、今と(目に見えない部分で)どう違ったんだろう。





少なくとも今わたしたちは、電車が全て計画運休をするような台風でも、異常な猛暑の日々でも、ワインとチョコを並べて昼間の背徳を楽しむような心の余裕があって、戦争を遠い過去の記録として、こうして年に1度心を痛めて「関心を示した自分」に出会います。お墓参りだって、そう。でも、多面的なじぶんの心の一部を知るっていう意味ではとても意味があると思うのです。





命よりも大切な未来があると信じたことも、信じた「未来の今日」が雨と風の音に包まれた静かな1日であることも、残り物のワインが思いのほか美味しいことも、わたしのうしろでカブトムシのお世話をしながら「生き物を大切にしなきゃ」と話す子どもたちが笑っていられるようにとぼんやり思いながら、あっという間にワインが空っぽになってしまいました。

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