HPからのお問い合わせにお返事して数日後、ちゃんと届いてるかなって心配になってお電話したら「わーー!迷惑フォルダに入ってました!お電話いただけて良かったです!」の声を聞いて、その愛され力みたいなものを電話越しで感じた第一印象は、新婦:桂子さん。その直感はその通りで、人懐っこくて可愛くて、一生懸命でハンパないリサーチ力の持ち主でした。そして新郎:大さん。オリジナルパンフレットもランチョンマットも、そして結婚式に向けてのホームページまで作成して、「こんな感じはどうですか?」っていう私の思いつきも「出来ます!やります!」って形にしちゃう。実は昔、やんちゃな時期があったエピソードも、打ち合わせ中に「あ、ちょっとだけ良いですか?」ってテレビを見始めて、「これだけ見たかったんで。すみません。失礼しました。」の切り替えに笑っちゃったことも、ふたりとのエピソードは思い出せばキリがありません。
例えば、進学や就職、旅や留学、それ以外のもっと細かな選択も含め、ふたりはどこかハングリー精神というか、貪欲に「らしさ」を追い求めて生きてきたように感じました。何か選択しようとした時、それが予定調和じゃなかった時、きっと誰もがその選択を反対されるような経験ってしたことがあると思うけど、それでもふたりはその先にある理想みたいなものをちゃんと見ていて、理屈じゃなく「面白い生き方」に向けて進んでいるんだなという感じ。「そんな大袈裟なものじゃないですよー。」って照れて笑いそうだけど、私はふたりの中に強さと危うさをバランス良く感じていて、人としてとても魅力的でした。
人生様々な境界線(Border)を越えてきたふたり。
そして、結婚という境界線を越えて、夫婦になるふたり。
「こんな生き方も面白いでしょ?」ってゲストにも楽しんでもらえるように、会場はアウトドア施設を選びました。「まだここで結婚式したことありません。」って会場スタッフさんが話してくれた言葉に、目をキラキラさせて「なおさら面白い!」って。笑 このチャレンジ精神、さすがですよね。
「桂子はいちばん最後の子どもです。大くん、守れますか?」と、挙式での誓いの言葉ではお父様から問いかけてもらいました。「はい。守れます!」と真っ直ぐ答えた大さん。素敵だったな。「あなたの夢は私の夢。私の夢はあなたの夢。」って伝えた桂子さん。チャーミングで芯があって、どこまでも魅力的。「いかにも、な、感動シーンはいらない。」と言っていたふたりのウェディング。自然体で素直で、狙わない言葉がたくさんの感動シーンを生んだことは、何より心を動かされました。私、泣いたよ。
「大橋さん、独立します!」と結婚式後にご連絡くださったとき、おやおや、予定よりも早いんじゃない?と思いながらも、ふたりの人生に勢いがついたようで本当に嬉しかったです。世界中のどこにいても仕事が出来るように、たくさんのBorderを障害にせず、自由に生きる。そんなふたりが相変わらず大好きです。そして今や仕事仲間としても。このホームページも全てお任せしました。これからもふたりからは目が離せないし、相変わらず大好きです。また、飲みにいきましょうね!