このウェディングは、海外生活が長かった新婦 陽子さんからのご連絡で始まりました。会場見学に行って見たものの、イメージするウェディングとは全く違う雰囲気に戸惑ってしまったと。後で知ったことですが、わたしと会って「何か違うな」と思ったら、結婚式自体やめることも考えていたそう(……そうだったのか!)。ビーチウェディングみたいな場所で、細かな進行なんて決めずに、自由に伸び伸びとしたウェディングがしたいと、ワクワクするイメージをたくさん聞かせてくれました。しかも希望するその日まではあと2ヶ月半というスケジュール。メラメラとやる気がみなぎったことをよく覚えています。
滋賀県在住のおふたりのウェディングは、琵琶湖のほとりにあるカフェにご協力いただいて、ビーチ(正確には湖だけど)で挙式をすることにしました。まるでビーチのような砂浜にテーブルとソファーも置いて、パーティーではBBQコーナーやDJブースも。カフェの中にもゆっくりお食事できるスペースを作って、ご親族の皆さまにもお好きな雰囲気で楽しんでいただけるようにしました。カフェのオーナーにはほんとうにご尽力いただいて、どれだけ感謝しても足りません……!始まる前からゲストにはリラックスして楽しんで欲しくて、スナックやカラフルなジェリービーンズをポップに置いておいたり。あぁ、何度思い出しても心が躍る!すっごく大変だったけど、すっごく楽しかったなー。新郎 良太さんもカジュアルスタイルで。陽子さんもお色直しはせずにお気に入りのドレスを堪能して、グルームズマン&ブライズメイドも青空に映えました。ビーチでもハープ生演奏も、とっても素敵でしたね。
「ウェディングだから」と難しいことは一切考えずに楽しむことに集中した結果、ふたりのおもてなしがゲストやご家族にもしっかり伝わって、近所にお住まいの外国の方にも「Great!!」と声をかけられる1日になりました。やっぱり「楽しい」って感染力が強い。名古屋に来てもらって、ドレスやメイクリハーサルをはしごしたり、わたしが滋賀県に行っての打合せでは迷子になってなかなか辿り着けなかったり、カフェの前のちょっとしたスペースで挙式リハーサルをしたり。笑 おふたりの決断力と行動力と、ハイタッチしたくなる清々しいほどの達成感は最高に気持ちよかったです!変わらず、パワフルにカッコよくいるんだろうな。またお会いできますように!