21時にしっとり読む「結婚式のおはなし」

Takamasa&Moe

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故郷を愛したウェディング

「天真爛漫」という言葉がこれほどまでにしっくりくる女性には出会ったことがなくて、初めてお会いした時からその笑顔と人懐っこさで私をノックアウトした新婦 萌絵さん。3人でコーヒーを飲みながら結婚式のイメージを話し合った後、外に出た時に空を見上げて「こんな月が綺麗な日に準備をスタート出来たなんて、もう、大成功しか見えないなーー」と言った、新郎 貴應さん。「当日もこんなお天気だといいね。でも、みんなが来てくれるだけで幸せだよね。」とも話していましね。ふたりとのやり取りを、細かな部分までハッキリ覚えているのは、言葉の選びというか温度感が印象的だったことと、全てに嘘や誤魔化しがなくて真っ直ぐだったからかもしれません。打合せを終えて帰る時、上着を着た萌絵さんの襟元をさりげなく直してあげる姿とか、結婚式当日、お支度が整った最後にコンタクトをつけようと苦戦する萌絵さんに「大丈夫?」じゃなくて「焦らなくて大丈夫だよ」と声をかけていた様子とか、貴應さんは萌絵さんのことが大好きで愛おしくて、その愛情を全身で受け止めている萌絵さんはとっても綺麗で、ふたりを包む優しい空気に私も混ぜてもらったような数ヶ月間でした。

 

 

「私が生まれ育った町を、大橋さんにも知って欲しい」と、大好きなパン屋さんで一緒にランチをしたり、幼馴染のご実家のお菓子屋さんに寄ったり、恩師のご自宅でお茶をご馳走になったりもしました。「ここ、通学路だったんです」って一緒に歩いていると、まるでタイムスリップして一緒に青春時代を過ごしているみたいで不思議な気分でした。ご友人で受け継がれている和紙のドレスも、感慨深かったなぁ。

 

 

結婚式の前日は、たくさんのご友人と一緒に会場の準備をしました。「みんなで作り上げる結婚式がしたい」という希望は、まさにそのままカタチになって、本当に合宿みたいだった! (貴應さんは遠方からのゲストと一緒にBBQをしていたことを知ってる。笑)全員が「自分事」としてこの結婚式に向き合っていて、ということは「ふたり」が、これまでずっとそんな風に歩んできたんだなと、改めてふたりの魅力を目の当たりにしました。

 

 

何度確認しても、当日の天気予報は雨でした。ずーーっと、傘マーク。でもなぜか「大丈夫!晴れるよ!」と、自信すら感じさせる貴應さん。デザートビュッフェは外でやりたくて、せめてその時間だけでもどうしても晴れて欲しくて、祈って願って信じて迎えた当日の朝、空を見ると青空でした。(おふたりが退場した瞬間にザーザー降ってきたのは、さすがに驚いた)もしも雨だったとしても、きっと「みんなが来てくれただけで幸せ!」って満面の笑みで話してくれてたと思うけど、緑いっぱいのお庭でのデザートタイムはやっぱり最高でしたね◎

 

準備期間の途中で拠点を東京へ移したふたり。お仕事の新しいチャレンジも、これからますます広げていくであろう「ふたりの人生の幅」も、ずっと応援しています。帰って来た時は、またご飯行きましょう!

 

 

 

 

 

 

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